備前焼ギャラリー
備前焼ギャラリー山麓窯では、備前焼の窯元らしいお手頃な作品から、有名作家の作品までご用意しております。
一部は通信販売もしておりますが、是非、実物をお客様の目でお確かめ下さい。
1階ギャラリーでは、人間国宝や若手作家、新進気鋭の作家などの作品を展示・販売しております。
(故)金重素山 作 緋襷三角花入 岡山県重要無形文化財
茶陶の名匠と呼ばれ、水指・茶わんなどに素晴らしい作品が多い。
18歳から兄の初代人間国宝 金重陶陽の右腕として窯詰・窯焚を努める。
1927年 金重陶陽の助手として、窯詰・窯焚を努める
1952年 花明山窯築窯
1963年 岡山市円山に登窯築窯
1982年 故郷伊部の南大窯跡(桃山時代)の横に牛神下窯築窯。
1983年 岡山県重要無形文化財に認定
1995年 86歳死去
(故)藤原啓 作 茶わん 二代人間国宝。
昭和14年の春 40歳の時から作陶を始める。
作品は素直でおおらかな表情、作意のない明解な創作作品が特徴。
1938年 陶工三村梅景より陶芸の指導を受ける。備前市穂波に築窯
1948年 備前焼の技術保存者に指定される
1957年 岡山県無形文化財保持者認定
1970年 人間国宝となる
1983年 84歳死去
(故)山本陶秀 作 窯変水指 三代人間国宝。
ロクロの魔術師と言われていたほどロクロ技術に優れ、繊細な作品を製作し茶入を主に茶陶の名工として地位を確立。
1921年 備前伊部の窯元・黄薇堂に見習いとして入る
1933年 独立、備前伊部に築窯。「陶秀」と号す
1948年 備前焼の技術保存資格者に認定
1972年 岡山県文化賞受賞
1976年 岡山市功労章受章。紫綬褒章受章。中国文化賞受賞
1987年 人間国宝となる
1994年 88歳死去
(故)藤原雄 作 壺 四代人間国宝。
藤原啓の長男。
暖かさ・優しさ・強さ・豪放さを想像させる作品。
食通であることからユーモアのある陶板も多い。
1955年 父 啓のもとで備前焼の製陶技法を学ぶ
1967年 日本陶磁協会賞受賞
1980年 岡山県重要無形文化財認定
1985年 岡山県文化賞受賞。紺綬褒章受章
1990年 平成元年度芸術選奨文部大臣賞受賞
1996年 人間国宝となる
2001年 69歳死去
伊勢崎淳 作 大皿 当代人間国宝。
温和で親しみやすく、多くの弟子を育成。
伝統的なものから造形志向の作品まで幅広い。
新首相官邸での総理インタビュー後ろの陶壁も印象的。
1966年 日本工芸会正会員 認定
1978年 岡山大学教育学部特設美術科の講師
1998年 岡山県重要無形文化財保持者に認定される
2002年 新総理官邸の陶壁を制作
2004年 人間国宝となる
2006年 ボストンにて一門展 後援ボストン美術館・ハーバード大学
隠崎隆一 作
オブジェ「ファランクス」 美的でデザインをした!と思わせる作品と、 思うがままに泥遊びをした!・・・何でそんな風にちぎるとおしゃれなの・・・?
ファンクラブができるような備前の枠を超えた作品を生み出す作家。
箱書きの文字もお洒落。
1985年 長船町に登り窯を築窯し、独立
1990年 日本伝統工芸正会員認定
1997年 備前焼パリ展出品
2016年 瀬戸内市指定無形文化財保持者 認定
2019年 岡山県重要無形文化財保持者認定
是友晴美 作 備前焼とステンドグラスのライト
大きさ 24cm×444cm
備前焼のインテリアとして、幻想的な風情が大好評。
店頭のみでしか手に入らない逸品。
是非実物を店頭でご覧下さい。
(他にも種類がございます)
備前焼作家の作品
●山麓窯で備前焼作品取り扱い中の作家一覧
故)金重 陶陽 | 故)藤原 啓 | 故)山本 陶秀 | 故)藤原 雄 | 当代)伊勢崎 淳 | |
黒田 儀男 | 木戸 明彦 | 柴田 好浩 | 大澤 恒夫 | 脇本 博之 | 竹中 健次 |
友利 幸夫 | 金重 素山 | 藤原 楽山 | 各見 政峯 | 伊勢崎 満 | 金重 道明 |
隠崎 隆一 | 浦上 善次 | その他多数 |
気になる作家の備前焼があったら、作家の作品も通信販売可能です。
通信販売の備前焼作家のコーナーからご覧下さい。
【黒田儀男】
1949年 北海道生まれ
1981年 備前焼窯元山麓窯に入る
1991年 長船町に築窯・初窯
1998年 日本工芸会正会員になる
受賞歴 日本伝統工芸展・日本陶芸展・焼き締め陶公募展・陶芸ビエンナーレ・朝日陶芸展・茶の湯の造形展・岡山県展各入選など
花入・壷・扁壷・食器類などを得意とする。特に扁壷や徳利に打ち出されたシャープなラインには黒多氏の特徴となり、丁寧な作りが自慢。
【木戸明彦】
1956年 生まれ
1978年 備前焼窯元山麓窯に入る
1989年 和気町に築窯
受賞歴 岡山県展入賞・日本伝統工芸展・日本伝統工芸中国支部展・日本陶芸展各入選など
ロクロの他、手捻りも得意とする。作品は大壷からとても繊細で軽く小さなものまで幅広く、薄く軽い作品は絶品。
【柴田好浩】
1964年 兵庫県生まれ(祖父は木村一陽)
1983年 叔父 木村隆明に弟子入り
窯元松園・山麓窯でも修行
1997年 和気町に築窯・初窯
受賞歴 岡山県展奨励賞・日本伝統工芸展・日本伝統工芸中国支部展・日本陶芸展・茶の湯の造形展・一水会陶芸展・焼き締め陶公募展各入選など
甕や壷など大型の作品に加え、花入・皿・鉢など日用品も得意とするが、ヒダスギの大壷や力強い大甕は若手の中ではトップクラス。
【大澤恒夫】
1962年 秋田県生まれ
1982年 末石泰節に師事
1997年 和気町に穴窯を築窯
受賞歴 岡山県美術展県展賞・陶芸ビエンナーレ・岡山県美術展・一水会陶芸展・茶の湯の造形展各入選など
古備前の力強さ。柔らかさを生かした作風。現代なのになぜか古備前に見える作品が多く、古備前ファンには堪らない作風の作家。
【脇本博之】
1952年 長崎生まれ
1981年 山下譲治に師事
1990年 長船町に築窯・初窯
1997年 日本工芸会正会員になる
受賞歴 焼き締め陶公募展大賞・陶芸ビエンナーレ奨励賞・一水会陶芸展佳作賞・日本伝統工芸支部展中国支部長賞など。日本陶芸展・茶の湯の造形展・一水会陶芸展・焼き締め陶公募展・日本伝統工芸展・朝日陶芸展各入選など
紐づくり、刳貫きで成形した造形花器や酒器を得意とする。焼けにも特徴があり、多くの作品に同じデザインでありながら、くっきりと酸化焼成と還元焼成の二種類の焼けを出す作家の第一人者。
【竹中健次】
1957年 岡山市生まれ
備前陶芸センターを経て
1988年 伊勢崎淳に指示
1993年 半地下式穴窯を築窯
1994年 初窯を出す
受賞歴 岡山県岡山市長賞・県展賞・日本伝統工芸支部展山陽新聞社賞・日本伝統工芸展・茶の湯の造形展・朝日陶芸展・焼き締め陶公募展・一水会陶芸展各入選など
ジュエリーデザイナーから転身。赤・白・黒の発色の変化と、色々な土を使うことにより視覚だけでなく、触覚でも楽しめる茶陶。酒器、食器、花器など伝統的な物の他、斬新な物も手掛ける。デザイナーズ備前焼と表現したいほど箱書きの文字に至るまで全てをデザインして備前焼の概念にとらわれない色とデザインを感じられる作家。
【友利幸夫】
1965年 沖縄県宮古島生まれ
1984年 沖縄 津波山陶房で修行
1987年 末石泰節に師事
1999年 穴窯を築窯・初窯
受賞歴 日本伝統工芸展中国支部展・茶の湯の造形展各入選など
土と焼けの味わいを表現するのが上手く、ろくろとたたらづくりで花器、食器を製作。作品はおおらかで、同じ型、大きさを2つとして作れない作風。どことなくくせが同じで、まとまっている雰囲気が人気の作家。
その他にも、気になった作家がございましたら、お気軽にご相談ください。